経営コンサルタントとして大企業で働く人達を観察し続けてきた梅田望夫さん曰く、大企業で成功できる人間の資質とは、

  • 自分の時間を他人にコントロールされることを楽しめる
  • 与えられた課題に情熱を注げる
  • 一緒に働く人の好き嫌いが少ない
  • ルールを与えられれば、すぐに理解し、その世界に邁進できる
  • チームプレイヤーに魅力を感じる
  • 巨大なものに貢献することに達成感がある
  • 組織への使命感が、この志向性よりも強い
  • (梅田望夫著『ウェブ時代をゆく』093頁)

僕が独立しようと思った動機の一つも、自分の時間の使い方を他人にコントロールされることの嫌悪感からだった。いや、もっと強く正確に表現するなら、自分の人生の決定権を他人に握られていることへの嫌悪感だった。

僕は人生で必ず守り通そうと思っている信条を持っているんだけど、ある時、会社の上司からそれを破ることを強要された。もちろんその行為が悪意ではなく善意からでなされていることは、その当時だって理解できた。

だけど、その時に心の中で強く思ってしまった。なぜ大切な信条を破るという重い決断を他人に強要されなくちゃいけないんだろう。破るなら破るで自分で決意して破りたい、と。

そして、こんなことに強い嫌悪感を抱いてしまう僕は特殊な部類で、こんなタイプの人間はきっと企業では永く生きていけないんだろうと思わずにはいられなかった。