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子どもにとって、かけがえのないものを考えていくと、
それは、大人にとっても、かけがえのないものなのだ。
どうなるか分からない未来を期待し、
意味のわからないものを楽しみ、
新しい環境に挑戦する。
そんなことが、大人にだって、
おおいに許容されていいはずだし、
みんなにとって、当たり前であってほしい。
理想を語るのではなく、
実践者でありつづけたい。
その姿を、将来の子どもたちが見てくれて、
人生の偶有性をポジティブにとらえてくれたら、嬉しい。
大人というのは、子どもが好きなことをやっているときに、
それが何のためかという無意味な質問を繰り返す動物です。
私はそれを子どものころから知っていました。
親の世代が、子供に自分の育った環境とまったく違う環境を
与えてしまっているからです。過去の自分を否定して
子供に自分と違うことをやらせているわけですから、
これでは親が子供の教育ができなくて、当たり前です。
子どもが持っている財産とは何か。それこそが、
一切何も決まっていない未来、漠然とした未来なのです。(中略)
だから、予定を決めれば決めるほど、
子供の財産である未来は確実に減ってしまうのです。
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