子供が自分の収入を超えたとき、どんな親でいれるか? – 『お金と正義』

お金と正義(上)お金と正義(下)

GOAL

善と悪が入れ替わる時代において、僕はどんな親(ヒーロー)でありたいか。

POINT

子供を育てる時に、親は自分の価値観を教え込んではいけないと言われる。子供が大きくなったとき、自分の価値観が世の中にとって時代遅れになっている可能性が大きいからだ。

語弊を恐れずに言うと僕はお金が大好きだ。お金がたくさんあれば経済的にも感情的にもストレスフリーになれる。親や友人に送るプレゼントの選択肢だって広がるし、色んな国へ旅行へも行きやすくなる。蓄えがあれば海外で高度な手術を受けることだってできるし、急激なインフレにも対処しやすくなる。だからお金にはいつも感謝している。

でも、お金だけを価値基準の拠り所にしていると落とし穴にはまってしまうかもしれない。それを的確に指摘しているのが次の文章だ。

親の何倍も稼ぐ子供たち―このような時代が到来したとき、親は子育てすらもできなくなってしまった。(中略)マネーという単一価値観を受け入れてしまった結果、子供が稼ぐようになったとき、立場が逆転してしまったのである。(下巻173頁)

正直言ってそんな発想はなかった。お金という価値基準が次世代では通用しなくなるかもしれないとは考えていたけれど、収入の高い目標を掲げている自分が、まさか子供に収入で抜かれるというイメージをしていなかった。十分ありえる話である。

IDEA

今までも人生のバランスを考えて7つの目標(お金、家族、仕事、趣味、教養、健康、精神)を掲げてはいたけれど、正直に言って『お金』の目標を一番重要視していた。もちろん若い時はそれくらいでいいのかもしれない。和民の渡邉社長は自著の中で

大きな夢を成し遂げようとすると、どうしても六本の柱のバランスが崩れてしまう。これは仕方のないことです。(中略)だから私はワタミの社員に対して、「20代の夢は仕事だけでもいいんだよ」と言っています。(渡邉美樹著『夢に日付を!』68頁)

と述べている。確かに人生の全てを捧げなければ達成できないほどの目標を掲げているなら、人生のバランスが崩れても仕方がないのかもしれない。

でも・・・!と思う。やっぱり僕は20代から人生のバランスを保ちたい。それでもって大きな目標をクリアしていきたい。目標に対する考え方は人それぞれ。成功の定義も人それぞれ。僕にとって『人生のバランスを保ちながら大きな目標を達成する』っていうのが一番ワクワクできるチャレンジなんだ。

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