読了『ウェブで一発当てる方法 面白法人カヤック』

Rehost: PHP Code
Attribution-ShareAlike License by Bull3t

いろいろ、細かいことも書いてますが、
最初の1ページに、
この本の言いたいことが全部かかれてます。

  1. つくりたいからつくる。ただそれだけ。
  2. 新幹線の中でつくってしまえ!
  3. はてぶ100以上は要ケア。
  4. 常に情報発信し続けろ!
  5. まず、はじめに技術ありき。
  6. 10年前の雑誌を見てみろ。
  7. リサーチで試練しろ。
  8. ネーミングの力をあなどるな。
  9. 一言で伝わるか?あるいはすぐに体感できるか?
  10. 出したら終わりじゃないぞ。

この本を読んだからといって、
100発100中、一発当てられるようになるわけじゃありません。
そんなことを勘違いするひとは、まずいないと思いますが。

たまにホームランをかっとばすためには、
こんなことを考えながら、
試行錯誤するのがいいんじゃないのー、という、
カヤックさんの経験談です。

でも、それがおもしろい。

読んでいるうちに、
ホームランでも、ヒットでもいいから、
とにかく打席にたってみようかな、と誘惑される、
ある意味、おそろしい本でした。

ウェブで一発当てる方法―スマッシュコンテンツ成功の法則
面白法人カヤック
ワークスコーポレーション
売り上げランキング: 51302

読了『「ワタシが主役」が消費を動かす 日野佳恵子』


Attribution-NonCommercial-ShareAlike License by avdgaag

おんなのひとの心にひびくメッセージと、
おとこのひとの心にひびくメッセージは、
全然ちがうんですね。

分かっているようで、実は分かっていない。

こういうちがいを、
おんなのひとに、商品を売っているひとが知らないと、
そうとう、やばいんじゃないの、と,
思うぐらいちがいます。勉強になります。

  • 「主婦のあなたが、家庭で養ってきた家事や料理の能力を買いたい」
  • 「サッカーに燃えている息子二人をもつ店長からのおすすめ」
  • 「賢い消費者になりたい」
  • 「いま、気になる○○はなんですか?」
  • CSR活動よりも、詰替え用ボトルを店頭におこう
「ワタシが主役」が消費を動かす―お客様の“成功”をイメージできますか?
日野 佳恵子
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 42815

読了『マインドセット John Naisbitt』

Thinking...
Attribution-NonCommercial-ShareAlike License by colemama

なにかを予測したいとき、
どんな風に考えたらいいのか、
そのアイデアっぽいものが11個も詰まってます。
その中から、ぼくが面白いなぁ、と、
おもったものを紹介してみます。

ゲームのスコアに注目せよ

サメに襲われて亡くなるひとよりも、
ココナッツが直撃して亡くなるひとのほうが多いのに、
サメばかりが話題になりますよね。
話題のインパクト性に目をとらわれずに、
ちゃんと数字をみましょうね、という話。

正しくある必要はない

世の中、いろんなことがどんどん変わっているだから、
正しくしようとすることすら難しいし、
それがほんとに正しいのか誰にも分からない(はず)。
他人がなんと言おうが、
じぶんの信じるところを信じるのが楽だよね、という話、たぶん。

未来はジクソーバズルだ

世の中がたまげる、とんでもない法則なんてものは、
じつは、すでにわかっている事実を、
組み合わせただけにすぎない、という話。
ということは、逆にいうと、
大切なことは、いまわかっている事実に着目すること、
そして、どんな組み合わせができるか考えること、
そんなことが大切なんだと、思いました。

マインドセット ものを考える力
ジョン・ネスビッツ
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 73063

読了『情報の文明学 梅棹忠夫』

the information age of then...
Attribution-NonCommercial-ShareAlike License by jaeming

「情報」の扱い方がおもしろいですね。
ネクタイも家庭菜園も、ある意味、情報産業だそうです。

なんでかというと、
ネクタイは、ただの布きれじゃなくて、
そのネクタイのデザイン(という情報)を買っているから。
家庭菜園も、野菜をつくるという趣味体験(という情報)だから。

となると、ぼくたちのまわりにあるものは、
なんでもかんでも情報というわけですか。
日本はやっぱり「ものづくり」だよね!と、
思っているひとがいたとしても、
実は、つくっているものも情報だったりするわけです。

そう考えていくと、
日本はどんな「ものづくり」をしていけばいいのか、ではなくて、
どんな「情報づくり」をしていけばいいのか、
そして、その「情報」をどうやって貯めて、伝えていくのか、
そんな発想がいいのかもしれないなぁ、と思いました。

ネクタイにしても、我々は単に細長い小さな布切れを買ったのではなく、デザインを買ったのです。デザインは情報である。我々はまさに情報に金を払っているのです。

情報の蓄積をいうことのもっている文明史的意味をしっかりつかまえる必要がある。

全世界を覆う情報の体系は、歴史的に蓄積された、普遍的存在として我々をとりまくが、人間個人は、常にそれを「空気」として呼吸するのである。こうして、古典は現在においても新鮮な意味をもつ。

情報の文明学 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論新社
売り上げランキング: 21270

読了『私の知的鍛錬法 竹内均』

JetPens.com Test: Moleskine & Pens
Attribution-NonCommercial-NoDerivs License by Mike Rohde

じぶんの頭を徹底的にみがいて、
その頭ひとつで、世の中と渡り合っているひとには、
やっぱり厳しい哲学みたいなもんがありますね。

本の中で書かれているように、
方法論を学ぶだけで終わったりせず、
きちんと一歩ずつ行動にうつしていこーっと。

楽しい偶然の前には、それに先立つ長い蓄積がなければならないことを知るべきである。

素人には素人でなくてはやれない仕事がある。しかもそれが充分に実行された場合には、玄人をも驚かし、また玄人のためにもなる。

私は人生におけるハプニングを尊び、それを受け入れるのに躊躇しないことにしている。

私の知的鍛錬法―きれっぱしからの発想 (1980年) (Tokuma books)
竹内 均
徳間書店
売り上げランキング: 964095

読了『思索紀行 立花隆』

立花さんが、旅について語る、
ひとこと、ひとことが、ずっしり響きます。

なんで、こんなにぼくの心に響くのかなぁ、
考えてみたんですが、
それは、おそらく、旅に対する哲学みたいなもんが、
ビシッと一本あって、
かっこいいからなんだと、思いました。

旅は日常性からの脱却そのものだから、その過程で得られたすべての刺激がノベルティの要素を持ち、記憶されると同時に、その人の個性と知情意のシステムにユニークな刻印を刻んでいく。旅で経験するすべてのことがその人をかえていく。その人を作り直していく。旅の前と旅の後では、その人は同じ人ではありえない。

旅は(人生はといってもいいが)結局のところ出会いなのである。出会いは本質的に計算になじまないことなのだから、出会いに期待するなら、予定なんて立てずに成り行きにまかせるのがいちばんである。

自分の肉体を移動させることで、文字通り視点を変えたら、見えるものがちがってくるにちがいないと思ったからである。

旅をしている最中に、その旅について何か記述することを試みる人は、貧しい旅をしている人だと思う。

旅のパターン化は旅の自殺である。

思索紀行 ――ぼくはこんな旅をしてきた
立花 隆
書籍情報社
売り上げランキング: 72711

読了『マーケティングとPRの実践ネット戦略 デビッド・マーマン・スコット』

プレスリリースってもんは、
年に数回、新商品を開発したときだけ、
新聞やインターネットのニュースサイトに送る、
かったくて、つまらない文章だと思っていました。
どうやら、けっこう、違うかもしれません。

そんな大げさな出来事じゃなくても、
プレスリリースを送ってもいいし、
送る相手も、大きな会社じゃなくて、
直接つながっている(つながりそうな)お客さん。
だから、お客さんがふだん使う言葉で書いていい。

この本を読んで、プレスリリースのイメージが、
ずいぶん変わりました。

マーケティングとPRの実践ネット戦略
デビッド・マーマン・スコット
日経BP社
売り上げランキング: 14750

読了『サバイバル時代の海外旅行術 高城剛』

こりゃ、すごかった。
まさにプロの旅人が書いた本、といったかんじ。

現役ばりばりだけに、
新鮮なほやほやな情報がのっていて、
しかも、ちゃんと自分で体験しているものだけを選んで、
誠実に紹介しているなぁ、という印象をうけました。

個々人の目指すゴールの一つは、生活を豊かにする、日々を楽しく過ごすことだと思います。それは、人生の”質”を高めることを意味します。そのためのコミュニケーション能力や経験値の向上、危機管理能力があり、それらを試され、同時に向上させるきっかけになるのが、まさに旅なのです。したがって、旅の達人になるということは、人生の達人になることを意味するのです。

これまで海外を旅したことはほとんどないけれど、
これから少しずつでいいから、
どこでも、どんな状況でも、どんな国でも、
楽しんで生きていける、という自信を、
身につけていきたいです。

21世紀は、モノを届ける時代ではなく、サービスや文化や知恵を届け、行った先で何をするのか、それがどんな社会的な意義があるのか、といった独自のスタイルが求められる時代だと思います。

そのためにも、
なんの目的のない旅もいいかもしれないけれど、
じぶんの旅に、なにか方向性のようなものを、
考えながら旅をしていきたいなぁ、と、
いまは、妄想をふくらませています。

  • ハブ&スポークな旅
  • 分子料理のレストラン
  • 旅先の祭りは、非日常のなかのさらなる非日常
  • 地図は現地の空港かホテルでただでもらえ
  • CIAのサイトが一番信頼できる情報がのっている
  • 旅の前にやりたいこと10リストをつくる
  • 海外ではまずプリペイドの携帯電話をかえ
  • バックアップはなんでも2つ用意する。違う場所にしまう。
サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
高城剛
光文社
売り上げランキング: 2577

読了『超地域密着マーケティングのススメ 平岡智秀』

昔からの仕事のやりかたを、
ぜんぶ否定するんじゃなくて、
いいところを掘り出して、
さらに、新しいエッセンスと融合させれば、
ちっちゃくても、大きな企業なんかにゃ負けねえよ、と、
そんなメッセージがきこえてくる本でした。

超地域密着マーケティングのススメ (アスカビジネス)
平岡 智秀
明日香出版社
売り上げランキング: 66229

読了『CGMマーケティング 伊地知晋一』

どっちかが強くて、どっちかが弱い、
そんな力関係があるひとたちに、
まったいらな関係で、
おつきあいができる場所を用意してあげる。

それが、インターネットでできる、
役割のひとつなのかなぁ、と思いました。

CGMマーケティング 消費者集合体を味方にする技術
伊地知 晋一
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 94039

読了『仕事をするのにオフィスはいらない 佐々木俊尚』

ぼくにとっては、当たりまえのようにやっている、
仕事のやりかたが、
会社で働いているひとにとっては、
めずらしいもんなんですかね。

そのへんの驚きが、
逆にちょっとおもしろかったです。

この本を読んで、
なんだ当たり前じゃん、って思うようなひとが、
もっともっとふえてくれば、
同志がふえたようで、
なんだか楽しくなりそうな気がしました。

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
佐々木 俊尚
光文社
売り上げランキング: 311

読了『戦略PR – 本田哲也』

戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)
本田 哲也
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 11638

だれだって、いきなり商品を宣伝されるのは、
好きじゃないんですよね。

だから、商品をワーワー、アピールするまえに、
みんなが関心をもてるような、
「空気」をつくっておくことが大事なようです。

本のなかで、「空気」をつくる手順も書いてあるんですが、
ぼくは、それよりも、
本田さんがPRについて熱く語っているところが、
いちばん印象にのこりました。

糸井さんが、ほぼ日で目指そうとしているところと、
たぶん、同じようなところをPRも目指しているんだなぁ。

こんな時代だからこそ、社会のムードをもっともっと明るくしていかなきゃ、と思うのだ。それができるパワーが、PRにはある。
みんなが思っているより、「みんなが知ったほうがいいこと」は世の中に存在するのだ。良い商品、スゴイ技術、素晴らしい人、素敵な場所、意義深い活動、共感できる考え方・・・・。僕たちのまわりにはそんな情報が、もっともっと、隠れている。
(中略)そんな「いい情報のカケラ」を見出して、増幅させる。空気をつくる。世の中に「気づき」を与える。その結果、動きが生まれる。ニーズが生まれる。ビジネスがうまくいく。そして、そのうねりに関わる人がみんなハッピーになれる―これが、 PRができること。そして、本来のPRがやらなきゃいけないことだ。

読了『Webコミュニティでいちばん大切なこと』

Webコミュニティでいちばん大切なこと。 CGMビジネス“成功請負人”たちの考え方
水波 桂 平尾 丈 片岡 俊行 斉藤 徹 古川 健介 伊藤 将雄 大迫 正治 原田 和英
インプレスジャパン
売り上げランキング: 64513
  • ユーザーをお客様扱いしすぎない・・・には?
  • 歯車が回るまでリリースしない・・・ってことは?
  • 自サイト以外のサービスのヘビーユーザーたれ・・・声部やクックパッドとか?
  • 自分の手がけたサイトには自分の色を出す・・・どんな色だろ?

インターネットで人が集まる場所を作るには、
やっぱり、ほっとくだけじゃだめで、
いろんな試行錯誤をおこなったり、
自らその渦の中に飛び込んでいったりして、
登場人物のひとりになる必要があるんでしょうね。

主役になるか脇役になるか、
それは好みでしょうが。
ぼくは縁の下の力持ちになって、
ワイワイやりたい人を応援していきたいなぁ。

読了『年収10倍アップ時間投資法』

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 3852
  • 時間管理で最も大切なことは「やることを減らすこと」
  • 得意なことだけをやる⇒苦手なことを減らす⇒ブログを書くのをやめる・・・書くスタイルを自分の得意な書き方に変える
  • 友人から何か薦められたら最低1週間以内に試して、ちゃんとリアクションを返す⇒それが次の推薦に繋がる
  • 交流会に参加するぐらいなら主催しろ
  • 悩む暇があったらさっさと購入して、その分の時間を別に投資して回収しろ
  • 学生を雇って仕事をアウトソーシングする
  • メニューに迷ったら魚にする

最近、自分に投資する時間をとれていないなぁ、と悶々していたんですど、この本を読んで、意外と「緊急じゃないけど重要なこと」に時間を投資できていることが判明しました。計測は大事。客観的にみれる。定期的にこういう本を読み返して、時間の使い方を見直してみるのはいいですね。

読了『さらに大人問題』

さらに・大人問題 (講談社文庫)
五味 太郎
講談社
売り上げランキング: 106782

意識

自分が当たり前やなーと思ってる常識にカツを入れること

言葉

  • 学校に忘れ物したらアカンの?
  • 理想の父親役・母親役をするための子供役
  • 「おじいちゃん」という一般名称
  • 健康が本当の目的?
  • Make-UpとRe-Make
  • 肉体を意識がフォローする
  • シートベルトの義務化
  • 「我慢するしかない」と思い込んでいる大人社会
  • 「欧米=先進的」で思考停止
  • 宇宙開発は趣味
  • お父さんに感謝する練習をさせる幼児教育
  • 親の無自覚の人権侵害

感想

ほとんど深く考えることなく受け入れている大人の常識が自分の中にたくさん見つかりました。大人ってホントしょーもないわ。少しずつ蝕まれちゃうんのはなんででしょうか。子供を育てるとか教育するとかそんな立場じゃなくて、子供からどれだけ大切なことを学ばせてもらうかが大事じゃないのかなーと思いました。五味太郎さん、面白いね。いっぺんにファンになっちゃいました。

読了『一倉定の経営心得』

一倉定の経営心得
一倉定の経営心得
posted with amazlet at 09.10.30
一倉 定
日本経営合理化協会出版局
売り上げランキング: 11595

社長とは、「経済に関する危険を伴う意思決定をする人」である。

「危険がない」と感じた事業こそ、失敗の危険が大きい。

社長の決定で最も難しいのは、「捨て去る」という決定である。

仕事をしていると新しい事業を立ち上げる連続なんですが、ついつい昔の成功体験を引きずりたくなります。それが一番楽だから。成功する確率は高いし、手順も分かるからです。

でも、お客さんが求めているものは常に同じじゃないから、成功体験を続けていると会社そのものが危なくなっちゃうんだと感じました。もちろん事業の根っこのところは残しておいて、時代のニーズに合わないもん(もしくは合わない傾向がある)はズバッと「捨て去る」勇気が社長には必要。

最大の得意先でも、売上の30%以上を依存しないこと。

うちの得意先は一社にかなりの部分(30%なんて話にならないぐらい)を依存しているので耳が痛い話。その得意先が倒れてしまうと、その時点でドボンじゃー事業の継続なんてできっこない。早くバランスのとれた得意先をもちたいと思います。

会社の中のすべての数字は、必ず「傾向」で見よ。

最近、どっかで聞いたよーな話だなぁ、と読んでいる時にずっと思っていたんですが、今思い出しました。「縦と横 – Chikirinの日記」でした。「傾向」を見るってことは過去と比べて今を見るってこと。そして、そこからさらに未来を予測すること。今の数字だけに一喜一憂しないように気をつけたいです。

低収益商品を捨てる場合、それに代わる、より高収益商品がなければ、それによって得られていた付加価値だけ、会社の利益が減ることを忘れてはならない。

新たな収益をあげる最も早く、確実な道は、今ある商品の欠点を見つけ出し、これを直すことところにある。

会社の儲けを増やそうと思ったときに、なにも新しいことばかりに力を入れる必要はなくて、今儲かってるところをきちんと育てることも大切。要は古いこと、新しいことのバランスが大事なんかなーと思いました。

読了『70円で飛行機に乗る方法』

70円で乗れる飛行機も紹介されていますが、それは本書のごく一部の話。別にこの本を読んだからといって日本で70円で乗れるわけじゃありません。世界の空港はどうなってるの?日本の空港はどうやって競争していけばいいの?ってな内容が中心です。

2時間前までに必ず空港へ行って、長い列に並んで発券してもらっていた数年前が、まるで冗談のようである。30分前ギリギリに空港へ行って、電車に飛び乗る感覚に近いのだ。

よーく分かる感覚。この前、熊本へ向かうために伊丹空港を利用したとき、あらかじめ自宅で航空チケット用のバーコードをプリントアウトしていたおかげで、長蛇に並ぶことなくあっという間に搭乗することができました。小さい頃、やたらめったら長い時間を空港で過ごした記憶があるんだけど、あれはいったい何だったんでしょうか。

就航する路線は大手空港を避け、やや小さめの空港を選択。そして地方と地方を直接結びつける直行便を数多くそろえたことで、集客を図った。大手の主要空港を避けたのは、そのほうが着陸料や駐機料が安く済むからでもある。

航空券が安くなれば、その一番のお店を探す検索エリアが世界へと広がっていき、特徴のない中途半端なお店は廃れていく。

飛行機代がバカみたいに安くなったことで、ネットショップだけじゃなくて、リアルのお店(サービス)も全世界と競争しなくちゃいけない。逆もしかりなわけで、すっごいユニークなお店は全世界からお客さんが押し寄せるってわけです。厳しくも楽しい世の中。

懸賞で航空券を無料でサービスしたり、100円以下のキャンペーン価格を実施していたりと、顧客の取り込みに積極的だ。

100円以下ってまるでハンバーガー・・。日本で飛行機に乗るためには少なくとも1万円以上を払わないといけないイメージがあるので、すぐには信じられない金額。こんな金額だったらもっと世界を旅行しよう!って人たちも増えそうな気がしますね。

アイデアと移動距離は比例する

めっちゃ刺激的かつ挑戦的な言葉。乱暴に言い直しちゃうと、いつも同じ場所でぬくぬくしてるやつの考えは退屈かもよ!ってこと。出不精な僕にとって耳が痛い言葉です。反省しまくり。

国内航空旅客数は羽田―札幌間を筆頭に、1位から9位までが羽田発着の路線

羽田空港ってこんなに断トツで国内旅客数が多かったんですね。『国際線=成田、国内線=羽田』という棲み分けをしているからこんな数字になるんでしょうか。大阪に住んでいるもんだから、なんとなく関西空港も割とすごいんじゃないの、って思ってたんですが国内線はダメダメですね。名前が国際空港だからいいのかな。そーいう問題じゃないか。はは。でもこちらの資料によると世界の旅客数ランキングのトップ30にも入ってないんですよね。ついでに言うと成田も入ってません。羽田だけが4位と健闘している模様。

日本の空港のそれら(着陸料・駐機料・燃料税など)総額は世界トップクラス

を引き起こしてる原因は二つかと。お国からがっちり守られているANAとJALには競争相手がいないこと、そして、お役所のようにぶくぶく太った組織の維持費。日本の農業と図式は似てる気がします。

最初から韓国の安い国際運賃が適用されるため、飛行距離が伸びてもソウル経由のほうが安くなる場合が多い。(中略) そんな背景もあり、仁川空港は日本の地方利用者も取り入れ、年平均8%もの伸び率で乗降客数が増加。

仁川国際空港ってそんなに存在感を発揮していたとは。2007年には旅客数3000万人を突破。旅客数約3500万人の成田を射程圏内に納めています。

締結国間であればどの航空会社がどこの空港で路線を作っても、いくらで設定しても原則自由という協定

がオープンスカイ協定と呼ばれるもので、

1992年にアメリカ―オランダ間で最初のオープンスカイ協定が結ばれ、その後続々と”オープンスカイ商圏”は拡大。2007年3月までに、アメリカは世界76カ国と手を組んでいる。(中略) これはまさに航空革命元年と言えるほどの大きな出来事だ。

といったように世界的に航空路線の大変革が行われている模様。

空港から都心への鉄道アクセスは航空政策の最重要課題といえる。(中略) 実は日本で一番新幹線が必要な区間は、成田から東京駅だと僕は思っている。

納得。地方に高速道路をつくるよりはよっぽど(日本全体にとっては)効果がありそう。

夜の9時台で人がいなくなるような主要空港は成田くらいだろう。今の時代ではありえないことだ。

これも知らんかった。これまでの日本の国際空港って一応、成田だったんですよね。海外からの旅行者はいったいどうしてたんでしょうか。暗くなる前に到着するようにいつも計算しているのかな。

羽田空港の国際線復活だ。

タイムリーなことに、民主党の前原さんが羽田空港をハブ化しようという構想を打ち出していますね。個人的に前原さんの株が急上昇。これから前原さんには国内から逆風吹くかもしれないけれど、頑張って羽田のハブ化をすすめてほしーな。この本を読んで、日本の航空戦略についてアレコレ考えをめぐらすのが面白くなってきました。

読了『人生生涯小僧のこころ』

奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂から大峰山と呼ばれる山上ヶ岳までの片道24キロ、高低差1300メートル以上の山道を16時間かけて1日で往復し、合計48000キロを歩き続ける

という修行を足掛け9年かけて達成するまでの話を紹介しています。

常軌を逸している修行だけに、本を読んでいても著者の話に現実感がないというのが偽らざる感想。どうしてこんなとんでもない修行をするんだろうなぁ、と思いつつも、フルマラソンを目指している自分も他人からすれば同じ穴のムジナか。ジョギングは楽しいけれど、フルマラソンはきつい(と思われる)。それなのになぜ目指すのか。憧れ?目標?なんででしょうね。ま、とにかくやってみてから考えてみようと思います。

読了『セックスボランティア』

セックスボランティア、障害者に対して有償もしくは無償で性の奉仕をすること。本書ではセックスボランティアを利用する人、サービスを提供する人、両者にインタビューを重ねながら、『性とは何か?』を考察しています。

セックスボランティア (新潮文庫)
河合 香織
新潮社
売り上げランキング: 6757

たとえ てあしがうごなかくても にんげんのおとことしての よくぼうがあるかぎりは けいざいのゆるす はんいの ことであれば それによって ひごろの ストレスを はっさんさせ あすへの いくる みなもとのするなら それなりのいぎの あることとおもう(19頁)

佐藤さんは、手足が不自由な障害者の「手」となってマスターベーションの介助をすることもある。「おおっぴろに語れていないだけで、身障者の介助の現場では多くの人がしていることですよ。別に珍しいことではありません」(25ページ)

こうやって指摘されると障害者に性欲があることは自然なことのように思われるけれど、言われるまでは性欲の存在をタブー視して、その存在を無視して振舞っていたような気がします。理由はなんだろう。触れちゃマズいテーマだぞ、と過剰に反応していたのかな。

セックスボランティアに賛同する人がいる一方で、

障害者だからってセックスボランティアにぃ頼まないとダメなのかぁなと思うと、なんか間違っているなと複雑な心境。本当だったら、恋人をつくるのが当たり前なのに、障害者は恋人ができないというぅ考え方に納得できない(62頁)

障害者専門の風俗店というのがあるのが不健全なんだ。本当は、障害者を受け入れてくれる普通の風俗店が増えたほうが健全な世の中でしょう(86頁)

という意見もある。風俗店の是非はここでは問わないとしても、僕が障害者だった場合はどちらを利用するだろうか。どちらも利用しないのか。できれば自分を特別扱いされたくないだろうから普通に恋人をつくったり、一般の風俗店へ行ったりしたいと思うかもしれないが、それがどれだけ困難なことなのか今の僕には計り知れない。

出張ホストクラブというのは、男性が女性客の指定した場所に出張し、性的サービスを行う風俗店のことを指す(98頁)

男性ばかりではなく女性が利用するサービスもある。女性の障害者だって性欲があって当然。だけど・・若干の驚きを隠せないのはなぜだろう。意識外からガツンとやられた気分。

また、性の先進国オランダではセックスボランティアを利用する為の助成金を出す自治体もある。だが利用している人が限られているよう模様。

助成金の受けるには条件があります。ひとつは収入が少ないこと。次に、セックスの相手がいないこと。さらに、自分でマスターベーションができないこと。これらを満たす人はとても少なくなるんです(176頁)

例え日本でこの条件に該当する人がいたとしても、日本の自治体でまだ実現は難しいように思います。日本社会の『障害者の性』に対するコンセンサスは統一されていないだろうから、こんなことを実施しようとする自治体が出てきたら、マスコミに叩かれてすぐに消えてしまうでしょう。僕だって大手を振ってこの助成金に賛成できるかと問われれば答えに窮します。それだけこのテーマについて向き合ってこなかったという事だと思います。将来自分だっていつ身体に障害をもつか分からない訳で、本書は『障害者の性』を身近な問題として考える良いきっかけになりました。

読了『日本を降りる若者たち』

日本を降りる若者たち (講談社現代新書)
下川 裕治
講談社
売り上げランキング: 42361

『外こもり』という新しい行き方を模索している人たちを紹介している本書。タイのバンコクを舞台に『外こもり』をしている多様な人物が登場し、自分の知らなかった行き方があるんだ、と興味を持って読むことができました。

日本でひきこもるのではなく、海外の街でひきこもる若者たち(17頁)

外こもりというスタイルに、厳密な定義があるわけではない。しかしその資金を見たとき、日本で一気に稼ぎ、その金が尽きるまで海外で暮らすという形はひとつの典型でもある。(23頁)

ただ、長期間海外でこもる為にはお金が必要なわけで、日本でお金を稼いでいる間は肉体的にも精神的にも相当きつそうでした。それは日本が合わずに飛び出してきた人たちだけになおさらのことなんでしょう。

バンコクで暮らすために、必死で耐える時期。どこか外こもりの舞台裏を見てしまったような気がしたものだった。(61頁)

という著者の発言には説得力があります。

また、アジア(タイ)という寛容力のある国で長期間暮らすことの警告も。

しかしそれは、タイという国が演出してくれる舞台で踊っているのにすぎない。どこかやっていけそうな気になって日本に帰ったとしても、待ち構えているのは、自分自身の心の均衡を狂わせ、弾き出そうとした不寛容な日本社会なのだ(139頁)

この発言は『世界級ライフスタイルのつくり方 – 逆カルチャーショック』で紹介されている内容と似ている気がしました。日本と文化が大きく異なる場所で自分が暮らすことがなった場合は、充分気をつけたいと思います。