クレイマー、クレイマー [DVD]

昔から大好きな映画のひとつ。時々観たくなる映画です。久しぶりに観てみました。この映画から僕は親子愛、夫婦愛の多くを学んだような気がします。

沸騰都市のそれから

POINT

金融危機後の4都市、London,Dobai,Istanbul,Dhakaのそれからを追う。

London

世界中の投資家によって盛り上がっていたオークションでは、買い手が表れず不成立が相次ぐ。また、Ken Livingston前市長による外国人への税優遇策で多くの移民が集まっていたが、金融危機が起こるとRussiaの移民25万人、Pohlandの移民20万人が帰国の途についている。

Dobai

不動産価格が4割下落した。割安になった不動産に目をつけて、Africaの投資家が訪れている。また、計画中止に追い込まれた工事が増え、建設機械のオークションが盛り上がっている。最近油田が発見されたLibyaへ送られている。

今、Dobaiは新たなパートナーと組むことで危機を乗り越えようとしている。Moscowで開催された世界投資フォーラムには初めてUAEの対外貿易大臣が露訪した。Singaporeの政府系鉄道会社がDobaiの鉄道開発に興味を示している。中東のハブと東南アジアのハブが手を組もうというわけだ。

Istanbul

国家の債務は2900億ドルにのぼり、EU加盟の目指す前にIMFによる救済を仰がなければいけない状況にある。イスラムファッションの会社も売上は半減したが、Islamic financeの利子は業績に連動しているため深刻なダメージを免れることができた。販路拡大のために、Americaの経済制裁のおかげで金融危機の影響が少なかったIranのTeheranにファッションビルを開発する計画を進めている。SunniのTurkとShiaのIranが金融危機を乗り切る為に手を組もうとしている。

Dhaka

グローバル経済への進出が進んでいなかったおかげで、Dhakaに住んでいる国民は金融危機の影響をほとんど受けていなかった。しかし、海外へ派遣されていた労働者たちは毎日数百人単位で送り返されている。Bangladeshは外貨獲得の65%、90億ドルを海外労働者による送金に頼っていたので国家的な問題となっている。Dobaiが派遣労働者の受け口として期待できなくなったため、新たに油田の見つかったLibyaにあるKoreaの石油プラントへ労働者を派遣しようとしている。

IDEA

金融危機後、ブロック経済を作る⇒各国の緊張高まる⇒戦争への火種を作る、という最悪シナリオを警戒してしまうだけに、離れた国同士がタッグを組もうとしていることは面白いと思った。特にDobai。投資マネーが去って、世界の注目度・評価ともに下がっている中、SingaporeやAfrica、Rossiaなどが興味を持っているのは要チェックやね。

『沸騰都市 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ』

POINT

Brazilでは中間所得層の割合が50%を超え、その数は9000万人以上になった。旺盛な消費者の出現により車の持ち主が急増し、道路や鉄道のインフラ整備が間に合わずに道路は大渋滞に見舞われている。そのため大富豪たちはヘリコプターを使い、時間を節約している。SaoPauloのヘリコプターの個人所有数はNYを超えて世界一になった。会員制ヘリタクシーも売上を伸ばしているそうだ。

また、エタノール経済も順調に発展している。1975年に制定した「国家アルコール計画」から30年、地道にエタノールの生産を増加させてきた。Brazilのエタノールはさとうきびから作るので食糧問題への影響もとうもろこしより小さく、また、未耕作地域がまだ2億ヘクタール(日本の総面積の5倍)も残っている為、その成長の可能性は大きい。

さらに、Middle Eastの投資家と一緒に巨大なエタノールパイプラインに投資をしたり、さとうきび栽培に適しているAfrica諸国に技術提供をしたりして、将来のエネルギー勢力図を塗り替えようとしている。

IDEA

Brazilの成長は海外からの投機マネーだけによるものじゃなくて、大量の中間所得層が下支えしてるってのが大きいやろね。しかもさとうきび畑に変えられる農作地が4分の3も残っている。農作地はさとうきび以外にも使える。今後確実に世界人口が増え、食料需要の拡大が確実なわけで、金融危機で割安となっている今、投資先としては相当熱いんじゃないだろうか。Brazilに口座を開きたくなってきたなぁ。

『沸騰都市 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い』

POINT

South Africaでapartheidが撤廃された後、新政府はBEE(Black Economic Enpowerment)を制定した。企業は社員の40%、株主の26%以上を黒人が占める必要がある。資金面での優遇も受けられる。BEEを受けて、新たに出現したのが”黒いダイヤモンド”と呼ばれる黒人富裕層たちだ。

黒いダイヤモンドたちは黒人の8%を占め、300万人ほどの数になる。彼らの中にはapartheid撤廃前の闘士たちもいる。apartheid撤廃後はMandela大統領の支援を受けて、ショッピングモールやマンガン鉱山の開発を始めた。South Africaの白人富裕層たちも彼らの存在を無視できなくなるほど、その影響力を高まっている。金融危機の影響で計画の縮小を余儀なくされる起業家たちも出てきたが、逆にチャンスと捉え勝負をかける者たちもいる。

黒いダイヤモンドたちの躍進の一方で、South Africaの失業率は23%を超え、犯罪率が50%以上を超える地区も出てきた。貧富の差が拡大し、富める黒人と貧しい黒人との間には感情の亀裂が入っている。BEEセンターの前では貧しい黒人によるデモが開催されていた。

『沸騰都市 ダッカ ~“奇跡”を呼ぶ融資~』

POINT

Bangladeshの首都Dhaka。そのDhakaが繊維工場の建設ラッシュに沸いている。繊維工場のビルの屋上は鉄骨がむき出しだ。お金を用意できればすぐに建て増ししていくためだ。

建設ラッシュを支えているのが巨大NGO団体BRAC。Gramin Bankが始めたMicro Creditと同じ方法を導入し、Dhakaの起業家に無担保で融資をしている。

また、BRACはBRAC NETを設立し、農村へインターネットを提供し始めている。お祭り騒ぎのようにインターネットの導入を喜ぶ農民たち。インターネット画面に目を輝きながら食い入るように見つめる子供たち。まるで日本に初めてテレビがやってきた時の同じような光景である。インターネットによって米と農作物の卸売り価格を知り、仲買人によって安く買い叩かれていたことを知る農村の青年たち。今後インターネットを使って仲買人との交渉力を強めたいと意気込んでいる。

IDEA

以前読んだ『最底辺の10億人』の著者は、ChinaとSoutheast Asiaが低賃金輸出を独占してしまったのでAfrica+αには一定期間の関税優遇措置が必要だと主張していたはず。だけどBangladeshはChinaの三分の一である人件費を生かしてシェアを奪っている。別に関税を優遇しなくても、うまく個人にお金が回ればAfricaだって競争力を持てるんじゃないかなぁ。AfricaにもMicro Creditが導入されているそうだけど、Bangladeshのような成長を期待できるだろうか。

『沸騰都市~シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ~』

POINT

お金を惜しまず世界中の天才を集めるシンガポール。2000人の医療研究者が集まるバイオポリスには、癌遺伝子研究の世界的権威である元京都大学の教授もいる。日本では定年を過ぎると活躍できるフィールドが狭くなってしまうが、シンガポールではそんなことはない。実力さえあれば研究者にとって最高の研究環境を提供してくれる―実験用の魚が40万匹。1億円以上する研究機材を自由に購入できる決裁権。

その一方で天才たちへの要求も高い。御三家といわれる『Nature』『Cell』『Science』に論文が載るぐらいの研究成果を上げないとすぐに首を切られてしまう。

IDEA

シンガポールに最先端医療が受けられる環境を実現し、世界中の患者を集める。それが国益になる。Lee Hsien Loongのビジョンは明快だ。シンガポールが医療大国として知られる日もそう遠くないだろう。

『プーチンの子どもたち~復活する“軍事大国”~』

POINT

今、ロシアでは軍人を養成する学校である「カデット」が続々と作られているそうだ。ロシアの母親も子供をカデットに入学させたがる。なぜか?ロシアじゃ軍事が一番将来性があるからだ。軍事学校に入っておけば将来民間に転職したときに役に立つ、その母親は語る。プーチン政権時、軍事費は5倍以上になった。軍人の給料も2倍になったそうだ。

IDEA

オイルマネーに頼っている限り、ロシアに内需が育つことはないだろう。内需が育たなければロシアの若者が軍事産業に惹かれるもの無理はない。軍事産業以外に魅力的な将来がないってことは国として悲しいことだと思う。


きのしたしげお

かるてぽすと」代表取締役。
癌にかかわるひとたちと一緒に、
Ustreamやイベント企画やってます。

半農半Xと地域活性化が気になる、この頃。
2011年に夫婦で世界一周旅行へいきます。
フルマラソンランナー。
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