読了『フェラーリと鉄瓶』

フェラーリと鉄瓶 (PHP文庫)
奥山 清行
PHP研究所
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購買に至るプロセスと、
本物を手に入れたという満足感だけがあればいい。
それがブランド品を買うことの本当の意味だと、
イタリア人たちは考えています。

本物だけど、差別化が難しいという商品があれば、
徹底的に購買プロセスの質を、ブランドイメージに沿って高める、
といったことが有効なのかもしれん。

いきなり見えるのではなくて、霧の中を模索するうちに少しずつ見えてくる。
この「少しずつ」という感じがいいんですよね。

この感じよくわかる。日記でもブログでもウェブデザインでも同じ。
少しずつ手を動かしていくうちに、思いもよらなかった何かが見えてくる。
奥山さんは手書きじゃなきゃそれは分からない、と言ってますが、
ぼくは、案外、手書きじゃなくても、
偶有性によるクリエイティブってもんがあるんじゃないかなー、と思う。

距離を近づけたり遠ざけたりを意識的にしながら、
いろいろなアプローチでアイデアを取り出していく。
そういうことが自分の中で自由にできるようになると、クリエイティブな能力が高まります。

読了『創造の1/10000』

人生を決めた15分 創造の1/10000
奥山 清行
武田ランダムハウスジャパン
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区切りを越えていない仕事は、ないのと同じなのである。

今までを振り返って、区切りを超えた仕事がないと気づかれさた。
だから、評価のスタートラインにすら立ってないのだ。
区切りを超えた、と自信をもって言えるところまでやりきる。

(感情を)ぶつける対象は相手ではなく、相手の仕事なのだ。

お互いの意見が譲れないとき、ついつい感情的になってしまうけれど、
この点を忘れないようにしたい。目指すところは同じ。

注文が来てからデザインをするのでは遅い。

奥山さんは、仕事の依頼がこなくても、
あの車を自分ならどうデザインするか、と考えてスケッチを書きまくっているそうだ。
仕込みの時点で、すでに仕事の成果は決まっている、のか。

「主観と客観」の使い分け

  • 翌日の朝、作品を見なおしてみる
  • 作品を壁に貼って、距離をとって眺めてみる

の2点は、すぐにでも真似できそう。やってみよ。

読了『感動をつくれますか? 』久石譲さんの仕事観から考える。

感動をつくれますか? (角川oneテーマ21)
久石 譲
角川書店
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アーティストとデザイナーの2種類の人間がいるのなら、
久石さんは、明らかに、後者なんだと思ったし、
自分も後者だと思うから、惹かれる言葉がたくさんあった。

仕事は“点”ではなく“線”だ。
集中して物事を考え、創作する作業を、次へまた次へとコンスタントに続けられるかどうか。
それができるから、作曲家です、小説家です、映画監督ですと名乗って生きていける。

ああ、だから、ぼくには、まだ、名乗れるものが何も無いんだ、と気づかされた。
“線”になるような“点”を残していきたい。
connecting to dotsですな。後から振り返るしかない。

何かを表現していく人間にとって、
自分の拠り所を気分に置いてしまうのは危ういことだ。

規則正しく。ルーチンな生活と創造力は相反さない。
村上春樹しかり、イチローしかり。

しかしである。もっと長く付き合って、
その人が土壇場に追い込まれたときをみたらいい。
必ず、最初の印象に戻る。

この言葉を覚えておこう。
あとから、変な理屈で自分を納得させない。

自分の曲の、最初の聴衆は自分だ。

「こりゃおもろいわ!」と自分で思えるものを創っていく。

なんだ、いいかげんだなあ、と思われるかもしれないが、
そのときそのときに出会ったものを自分の中に取り込んでいくのは、とても大切なことだ。
さまざまな音が溢れかえる中で生活している僕が、
ふと意識を向けた、興味を持ったということは、
自分の琴線に触れるものがあったということだ。
それこそ直感だと僕は思う。

久石さんは、偶然や直感、ささいな偶有性を、大切にしている人なんだなぁ。
でも、それは、そこに頼るってわけじゃなくて、
徹底的に論理的に考えて、練って練って練りまくった上で、
ええ感じに、融合されているんだろう。
その塩梅は経験でしか分からんのでしょう。

読了『やらなくてもいい、できなくてもいい。 – 四角大輔 』

やらなくてもいい、できなくてもいい。
四角 大輔
サンマーク出版
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ちょうど、いい時期に、この本と出会えた。

なんでかというと、
最近、仕事でウェブサイトのデザインを考えているとき、
自信がなくなっていたから。

でも、この本を読んで、
大輔さんのように、どでかい仕事をしているひとも、
やっていることはそんな変わらないんだ、と思えたことは、
じぶんにとって収穫だった。

もうひとつ、ぼくの勇気になったことがある。

それは、
『普通のセンスの持ち主がつくるものこそ、多くのひとの心に届く』
ってことに気づけたこと。

これまで、他人の、センスばりばりな仕事や作品をみて、
その世界とは、程遠いところに位置する自分に対して、
激しく劣等感をおぼえることがよくあったけれど、
ちがうな、と。

庶民感覚がある自分にこそ、やれることある、
闘える領域がある、と思えた。

人だけじゃなくて、本との出会いにも、
タイミングってあるんやね。

外部から得た「ハッとするもの」を蓄積しておくことで、
どんどん自分の中に、モノをつくるためのデータベースが
できていくのです。

本当の意味でプロとアマチュアを分けるのは、
お金を稼いでいるかどうかではなく、
「受け手の心を忘れていないかどうか」だと思うのです。

観了『井上雄彦 最後のマンガ展』

入り口の看板

大阪のサントリーミュージアムでやっている、
『井上雄彦 最後のマンガ展』をみてきました。

もう、これは漫画という枠をこえてます。
一枚、一枚が芸術作品。
そして、矛盾するように、
美術館全体は、まるで立体の漫画。

そこには、
これが芸術だ、これが漫画だ、という、
旧来の分け方は存在してませんでした。

ものすごいインスピレーションを受けました。
みておいてよかった。

巨大な武蔵の絵

3月14日までやってます。
平日ならば、当日券もありそうな感じでしたよ。

引力に身をゆだねて – 「現代アート、超入門!」

現代アート、超入門! (集英社新書 484F)

Goal

現代アートを分かったつもりになって楽しめるようになる

Point

現代アートはこれまでの伝統に縛られない作品だから、『美』や『正確さ』といった物差しではその良し悪しを判断することはできない。肩肘はらずに新しい視線をもつことが大切。

新しい視線をもつことは、これまで培ってきたアート観を否定することではなくて、新しいアート観を付け加えることである。(31頁)

また、現代アートはアート史における「革命性」が評価されていることがあるので、その作品の知識や情報を知っておくと理解しやすくなる。

だけど、別になくても大丈夫。展示されている作品をだーっと観ていき、「おっ?」という何やら引っかかる引力が感じられる作品だけを集中して観る。そして、その作品を通して作者が何を伝えたいのかな~とあれこれ考える。分からなくてもいい。あれこれ考えることこそアート鑑賞にほかならない。

Idea

これまで美術館で現代アートを目の前にすると、なんとも言いがたい戸惑いを覚えることがよくありました。その作品をどうやって鑑賞すればいいのか、糸口さえ見つからないんですよね。

本書を読んで、現代アートと僕の間にあった壁が崩れた気がします。自分の感性が発する引力に身をゆだねて、美術館へ行ってみよー。

人類学者たれ – 『第2回イノベーションフォーラム』

Tom Kelleyのスピーチは群を抜いて一番面白かった。出だしから日本語でジョークを飛ばして会場のウケを取っているあたり、さすがだなぁと思わされた。面白かった!で終わらないうちにKelleyのスピーチだけアウトプットしておく。

Kelleyはイノベーションを起こす人たちは、次の10タイプだと言っていた。

  • Anthropologist
  • Experimenter
  • Cross-Pollinator
  • Hurdler
  • Collaborator
  • Director
  • Experience Architect
  • Set Designer
  • Coregiver
  • Storyteller

この中でも特に上3つのタイプであるAnthropologistExperimenterCross-Pollinatorを強調していた。

Anthropologistとは人類学者を意味している。なぜ人類学者なのか。それは人類学者が人の行動や習慣を研究することを生業としているからだ。イノベーションを起こすためには、皆が見ているけれど見えていないものを見る必要がある。毎日目にしている風景に実は問題が潜んでいることはないだろうか。見逃してはいないだろうか。自分の国でまかり通っている常識を鵜呑みにして、ちょっとした不満をこんなもんなんだと片付けていないだろうか。人類学者のように日常を観察!観察!観察しよう。

Experimenterとは実験をする人のことだ。イノベーションを起こすためにはトライ&トライあるのみ。エジソンのように何千回もうまくいかない方法を見つけよう(失敗ではない)。そして失敗をするのならできるだけeasier(earlylかも)&cheepに失敗をしよう。たくさんプロトタイプを作ろう。断じてお客の前にプロトタイプを一つしかださないことのないようにしよう。

Cross-Pollinatorとは直訳するとクロスしている花粉媒介者。組織の中からイノベーションをどんどん起こすためには、人と人の繋がりが活発である必要がある。だが組織が大きくなれば身内でコミュニケーションが完結していまう傾向がある。だから、規模の大きい組織は積極的に外部とコネクションをとることを推進しよう。また、組織内の若い人材に問題を解決できる専門家がいないか探し出そう。もしそんな若者を発見することができたのなら、そいつをプロジェクトの中心に添えよう。

おおまなか話はこんな感じだった思う。ただし、できるだけ翻訳機を使わないようにしていたのでかな~り誤訳&誤解が混じっていると思われるそのあたりご容赦して読んでいただければ幸いである。(おかげ様でリスニングの勉強のモチベーションがかなり上がりました笑)

評価に時間をかけてみる

自分が信頼するアーティストやクリエーターであれば、評価にはいちおう時間をかけてみよう、(中略)「なるほど。こういうことだったのか」みたいなことがだんだん見えてくる場合がけっこうあります(村上春樹著『ひとつ、村上さんでやってみるか』338頁)

アーティストが作品に意図していることって、本人でもない限り玄人でもなかなか分からないもんだと思う。だから自分がごひいきにしているアーティス トの新作を聴いた時にいまいちだなぁと思ってもすぐに評価をくださない。期待を裏切らないという信頼感があるアーティストだったらちょっと時間をかけてみ る。他のアーティストよりも審査を甘くしてみる。

これってアーティストの作品だけじゃなくてオーディオテープでも同じだった。一度聞いた時につまらない話だと思っても、何度か聞いているうちに面白くなってくる。新しい氣づきがでてくる。神田さんのオーディオテープシリーズの茂木さんの回なんてまさにそんな感じだった。

即決が必要な場合ももちろんあるけど、自分が好きなものぐらい時間をかけて評価をしてもいいんじゃないかな。

芸術起業論

芸術起業論

  • 欧米の芸術のルール(作品を通して芸術史での文脈を作る)をふまえないと、世界では評価対象外になる
  • ドロドロした「業」から作品ができる
  • 「修行しなくてもやっていける」という思い込みが蔓延している
  • 翻訳に投資しろ⇒コミュニケーションの最大化を図る
  • 何をすれば作品の価値を高められるか研究しろ
  • 価値観の違う大金持ちのことを考えれば、作品は確実に変わっていく
  • まずアート業界のお金の流れを前面肯定する
  • 分業でもオリジナルティは出せる
  • 過去の手法を組み合わせて、オリジナルを生め
  • 脚色を加えて面白く説明できる努力をする

美術大学の授業ではタブーとされていそうな『芸術とお金の関係』を赤裸々に語っている。欧米市場を相手にして芸術でメシを食っていくことの厳しさ、そんな世界で生き残っていく為の戦略の重要性。大学の美術教師として『腐った楽園』に安住するつもりがないのなら読んでおいて損はないだろう。

頭がよくなる本

記憶をできるだけ定着させるには、
脳の仕組みを利用するのがポイント。

箇条書きのつまらない、退屈なノート作りはやめて
カラフルに創造的に立体的に刺激的にマインドマップを作る。

そして、作りっぱなしで終わるのではなく
作ったマインドマップを復習することで記憶の消失を抑える。

このブログを更新することが
復習の意味をかねていることになる・・

マインドマップメモの数が増えてくれば、
関連マインドマップメモの紹介を追加して
さらに復習の機会を増やしてみよう☆

マインドマップメモ

atama-ga-yokunaru

今回のマインドマップメモのポイント

  • 作成したマインドマップをまず10分後に復習!
  • 2時間ごとに休憩をいれると記憶の定着率が良くなる
  • 語呂合わせでイメージの関連性を作る

”神の視点”に立つ

アートディレクターである佐藤可士和さんは、

仕事でデザインのコンセプトを考える時、

まず情報の整理を徹底的に行う、と仰られていました。

見えない情報を視覚化したり、

種類ごとに分類したり、

プライオリティを付けて並べ変えたりした結果、

物事の本質が見えてくるのだ、と。

ところが、

何も意識せずに情報整理を行うと

視野がディテールのほうへ狭まってしまい、

自分の固定観念やエゴ、主張が入りやすくなります。

そこで、物事を客観的に見つめるために

自分が”神”になったかのように

物事を高いところから俯瞰するように眺めるわけです。

”神の視点”に立って、物事を冷静に見つめなおすことで

それまで気がつかなかった事実や解釈を発見することが

できるのではないでしょうか。

問題にぶつかって解決の糸口が見えない時や、

議論が平行線で行き詰っている時、

自分が”神”になったつもりで情報を整理し直すことが

大きな助けになってくれると思います。