そんなに難しいことじゃない『ライフログのすすめ』

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)
ゴードン ベル ジム ゲメル
早川書房
売り上げランキング: 1480

じぶんの生活を記録すること、
それを「ライフログ」と言います。

ライフログなんて、言い方をすると、
なんだか遠い世界のように聞こえるかもしれませんが、
実は、みんな気づかないうちにやってます。

例えば、子供の写真やビデオを撮ったり、
銀行やクレジットカードを利用したり、
インターネットをみたりするとき、
意識しなくても、デジタルに記録を残しています。
つまり、「ライフログ」ってことです。

そんな「ライフログ」を、
もっともっと、じぶんから積極的に集めて、
利用できるようにしちゃえば、
おもしろい社会になるんじゃないの、ってことを、
感じさせてくれる本です。

ぼくも、さっそく、スキャナーを購入して
ライフログの前座「ペーパーレス作戦」を、
実行にうつしています。
おもしろいよ。

生きている間に経験してきたすべての情報に
即座にアクセスできるとしたら、どうだろう。

一生分の出来事の記録データを
保存するのに必要なメモリーは、既に存在する。

ライフログは自分の人生の捉え方を変えてくれる。
同時に、自分の人生の感じ方も変わっていく。

健康管理の質を上げるには、質のよい情報が欠かせない。

たいていのものはデジタル化したほうが楽しめることがわかっている。
僕がデジタル化して電子記憶を楽しんでいる一方で、
ほとんどの人の実物の思い出の品は屋根裏部屋で埃をかぶっている。
実物を持っていても、そんなものさ。

新たなタイプの人間関係が、ライフログの導入から生まれる。

デジタルネイティブが示唆する日本語の非ポテンシャル

http://www.nhk.or.jp/special/onair/081110.html

ちょうど梅田望夫さんのブログで「日本語が亡びるとき」を知り、注文した後だったので、タイムリーすぎる番組に「何か」を感じずにはいられなかった。

番組で紹介されたデジタルネイティブ達。

自分の考えたカードゲームを完成させるために、SNSを使い世界中のユーザーから優秀な大人を集めた少年。声をかけられたデザイナーは、自分よりもはるかに年下の少年と仕事をしていることにしばらく気が付かなかった。

はてなの近藤社長。創業者利益のある上場を目指さず、単独アメリカに渡り世界に通用するサービスを作り上げようとしている。取締役会も個人面談も音声ファイルをとり、社員みんなで共有する。

元マイクロソフトやグーグルの若者たちの生活の面倒をみて、webサービスを開発しようとしているネット世界のパトロンのような存在であるボストンの元プログラマー。

電気が20%しか通っていない国、ウガンダに住んでいるスティーブン・カソマさん(25)。ネットカフェに毎日通い、アメリカの大学を卒業し、今はSNSを活用して世界的なエイズ撲滅運動を展開しようとしている。

そして、独学でSEOを学び、Googleが生み出すネット経済圏によって生計を立てている自分。

彼らのようにインターネットの可能性を追求して、自分にしかできないことはないだろうか。もっとSNSを活用してできることはなんだろうか。うまく 表現できないけれど、世界中でこんなにすごい奴らがいるなんて・・・ワクワクしてきた!といった衝撃。この番組を見てワクワクできるかどうかが、ネット世 界を信頼して生きていけるかどうかの指標の一つになる気がした。

ただ、番組から感じたのは高揚感だけじゃなかった。英語の強さというか普遍性というか、日本語にはないポテンシャルを強く感じてしまった。それは英語を喋れない僕にはなんとも言えない恐怖を含んでいたのは確かだった。

この番組はネット世界における日本語の危機を示唆してるのだろうか。そう遠くない未来においても日本語がsurviveできる可能性はあるのだろう か。僕にはまだなんとも言えないけれど、英語をもっと学ぶ必要があることだけは実感できた。「日本語が亡びるとき」を読むのが待ち遠しくなった。