社会人にこそ考えてほしい。旅に出てギャップイヤーを作るデメリット。

今回は、世界一周に限らず、長期旅行のデメリットを社会人に絞って書いてみたいと思います。

ほどんどの日本人が恐れていることは、履歴書にぽっかりと穴が空いてしまうことです。1年間も旅に出てしまえば、帰ってきた時に同じ会社に戻れる保証はありません。戻れたとしても同じポジションには既に違う人が収まっているはずです。旅から戻ってきた時、同僚が自分よりも高い地位に登っていることは間違いない。だから、旅立つ前から、自分のポジションがなくなっていることを想定して、会社の中に自分が活躍するフィールドを新しく作るぐらいの気持ちでいると、変なネガティブな気持ちを覚えなくていいんじゃないかなと思います。

また、新しく仕事を探す場合でも同じです。ギャップイヤーという習慣が一般的ではない日本では、一年間の空白は再就職に悪影響を及ぼすでしょう。僕には理由が分かりませんが、そうなっているので、そういうもんだという諦めが必要です。いいんですよ。社会人になってから長期旅行をしようとする人なんだから、そんな訳のわからない会社はこっちからお断りしちゃいましょう。旅の経験をプラスに考えてくれない会社に未来はないです。自分から多様性を否定しているようなところなんですから。

穴? どういう意味ですか? ギャップ・イヤーの間に、いろいろ経験を積むことが穴? だとしたら、その穴は、とても生産的な穴でしょう。
茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

旅をするための決断力や計画力(資金も含め)、旅から得られる柔軟性やタフさ、行動力、国際的な繋がり。そんなことをきちんと評価してくれる会社を探せばいいんです。日本中を探せば、いくつか見つかるでしょ。でも、すぐには見つからないかもしれないから、最低限の蓄えは必要です。それと、旅の最中からブログやTwitter、Facebookで旅をリアルタイムに発信して、自分に興味をもってくれる人と繋がる努力も必要。たとえ、すぐに実を結ばなくても、ネット上の記録に残すことで、後々、プラスの影響を与えるでしょう。

しかし、他にもデメリットはあります。それは、その旅にかける時間お金。1年近く旅をするとなると、平均一人150万円の予算が必要だと言われています。150万円があれば何が買えるでしょうか。そして1年間の時間があれば何が達成できるでしょうか。仕事を続けていれば、それだけの経験や技術を積むことができたはずです。仕事以外でも好きなことに励めんでいれば、なんらかのカタチになったかもしれません。つまり、旅による機会損失が発生するわけです。何かを手に入れたければ、何かを手放す必要がある。実際そうだと思いますし、そういう潔さをもって、自分自身が旅に臨めればいいなと思います。

世界一周の旅に憧れたきっかけ

世界一周旅行の予定ルートを公開してから、世界一周の旅に出かけようと思ったきっかけを時々聞かれるので、自分自身の中での整理も兼ねて、ブログに書いてみようと思います。

僕が世界一周旅行に憧れるようになったのには一冊の本との出会いでした。その本とはジム・ロジャーズ著『冒険投資家 ジム・ロジャーズ世界大発見』。世界的に有名(?)な投資家であるジム・ロジャーズ氏が、真っ黄色なメルセデス・ベンツの四駆車に乗って世界中を駆け巡る話です。これだけ聞くと絵本のつくり話のようですが、ほんとの話。ギネス記録にもなっています。

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僕がジム・ロジャーズの何に惹かれたかと言うと、彼がバックパッカー的なノリで旅をしているのではなく、投資家として、その国の経済や政治体制、インフラなど自分の目で確かめながら旅をしていたことでした。彼は、旅の最中にも、その国に将来性があると判断するや実際に投資をしていました。まさに『投資する旅』。こんな視点で、こんなにもスケールが大きな旅をしている人が世の中にはいるんだ!と、僕にとっては目から鱗が落ちたような気分でした。自分もいつか自分の目で世界を確かめてみたいと思うようになりました。

これが、僕が世界一周の旅に憧れることになったきっかけです。この本を読んでから、もう5年以上が経ちます。随分回り道をしたようにも感じますが、それが自分の最適な準備期間だったのでしょう。とにかく、後は、やるのみです。

ざっくりとした世界一周旅行の予定ルートを作成

世界一周旅行があと半年ほどに迫ってきたので、ざっくりとした予定ルートを作成しました。作成にあたっては、skyscannerを使って、二国間の航空ルートが直近1か月内で取りやすいこと、(それほど)割高でないことを条件にしてルートを決めました。

予定ルート


大きな画面で見る

日本→フィリピン(セブで1ヶ月英語留学、タクロバンでRarejob先生と再会)→マレーシア→スリランカ→カタール→イラン→トルコ(イスタンブール、カッパドキア)→ヨルダン(ペトラ)→エジプト(ピラミッド、アブ・シンベル大神殿)→モロッコ(マラケシュ旧市街、砂漠ツアー)→スペイン(サグラダファミリア)→イタリア(バチカン、ヴェネツィア、フィレンツェ)→クロアチア→ハンガリー(ブダペスト)→オーストリア→チェコ(プラハ)→ドイツ→スイス→フランス(アヌシー、パリ)→イギリス(ケンブリッジ)→メキシコ→ペルー(マチュピチュ)→ボリビア(ウユニ塩湖)→アルゼンチン(イグアスの滝、氷河)→チリ→ニュージーランド→オーストラリア(シドニー、タスマニア、パース)→帰国 計26カ国

検討中のこと

ヨーロッパで訪れる国を半分ほどに絞るか

ヨーロッパは魅力的な街が多いですし、日本からの航空代を考えると、この機にまとめて回っておきたいという考えがあります。その一方で、滞在国を増やせば、その分移動費がかさみますし、さらに、シェンゲン協定により欧州内で90日迄しか滞在できないことを考慮すると、滞在国を絞って一国一国をじっくり回るのもいいなぁ、とも。確定しているのはスペイン(モロッコからジブラルタル海峡を船で渡るため)、イタリア、フランス、スイス、イギリスの5カ国。しかし、東欧にも惹かれる。。。

アメリカ&カナダ(オーロラ鑑賞)を入れるかどうか

アメリカでも訪れたいところ、やってみたいことが山ほどあるのですが、この両国を入れると、予算が足りなくなる可能性が高い。選択肢としては、1都市での滞在日数を最低1ヶ月以上にして稼ぎを増やして回るか、もしくはアメリカ&カナダ周遊の旅は次回に取っておくか。

オーストラリアの後に、アジアを何カ国か回ってから日本に帰国するか

アジアは世界一周の後に単品で訪れればいいかなと考えてルートから外していますが、予算が(予想以上に)余っていれば、タイやベトナムを訪れたり、フィリピンを再訪したりしてから帰国するのも面白いかなと思っています。

このルートは微妙!この街は必須!といったツッコミがあれば、ぜひお願いします!

追記

  • 12/11 @wishyukoさんのお薦めのスリランカを追加
  • 12/11 近藤雄生さん(@ykoncanberra)お薦めのイランを追加
  • 12/12 りんたろーさん(@rinta6u)お薦めのオーストラリアのタスマニアを追加

旅の先輩方、ありがとうございます!

夫婦でフィリピン語学留学を検討しているので『フィリピン超格安英語留学』 by @mohideki を読んでみた。

2012年春から予定している、僕たち夫婦の世界一周旅行のスタートを、フィリピンから始めようと計画しています。

その目的はフィリピンの英会話学校へ通うため。旅の最初で英語に慣れておくことで、その後に得られる経験や出会いを実り多きものにできると思うし、生命にかかわる重大な情報を見逃すというリスクを減らすことにも繋がるはず。嫁さんと一緒に旅をする以上、積極的に家族(夫婦)の安全性を高めることは僕の役割だから。

世界を旅をすること自体が危険やろ!と突っ込みが入りそうですが、長い人生を考えれば、世界を旅することで得られるメリットは危険以上の投資になるだろうし、だからこそ計画しているわけで、やるならやるで、できるだけリスクは減らせばいいだけじゃないかな、と楽観的に考えてます。

そんなこんなでフィリピン語学留学を検討しているので、次の本を読んでみた。世界一周旅行へ出かける前に、フィリピンに3ヶ月間留学したという太田英基さん(@mohideki)の書いた本。まさに僕たちのモデル。ナイス。

フィリピン「超」格安英語留学
太田英基
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学校選びのチェック項目としては、こんな感じ。

  • 学校外から通えるか?
  • SSP(Special Study Permit)がきちんと取得できるか?
  • 校内で英語以外の言語は使えるか?
  • 冷暖房はあるのかどうか?
  • 日本人生徒の比率はどうか?
  • 日本人スタッフはいるのかどうか?
  • 何時間のマンツーマンレッスンが受けられるか?
  • グループレッスンの人数は?5人以下が理想
  • ネット回線の有無

僕たち夫婦は、今のところ、学校の寮に住むのではなく、ウィークリーかマンスリーで住居を借りて、そこから学校へ通おうと考えているので、学校寮の環境はチェック項目から除外しています。

来月10月6日(木)から11日(火)までフィリピンを訪れる予定なので、色々チェックしたり、試したりするのが楽しみ。WifiルーターのMifiを持っていくつもりなので、Skypeしたりメールしたりするのは問題ないかと思います。

ps. Rarejobの先生がちょうど誕生日を迎えるそうで、日本からプレゼントを持っていってあげるつもりです!プレゼントは何がいいかなぁ。

ふつうの人の目線で旅をしている『遊牧夫婦』

去年、コモンカフェでお会いして
夫婦で5年も旅をしていた話を聞かせてくれた近藤さん(@ykoncanberra)が、
自身のブログ『遊牧夫婦』をまとめた本。

ぼくの考えるハードなバックパッカーとは違って、
近藤さんは、いい意味で、ふつうの人の目線で旅をしているので、
共感できることが多かったです。

この先、何年になるかわからない旅生活の中で、
どのような日々を送り、どのように変わっていくのだろうか、と。
しかし、どんな絵も浮かんではこなかった。
そして考え直す。
想像などできないからこそ、人は旅をするのだろうと。

想像できていると思っている自分の世界観を、
ぶっこわすためでもあるんかな。

誰もが、それぞれが見た「偏った」世界を
その人なりに伝えていくしかないのだ。
その限界を十分に理解した上で、
しかし人は語り継いでいかなければならない。

旅だけじゃなくて、このブログだってそう。
「偏見」や「誤解」は避けられない。
でも、伝えたいことがあれば、声に出していくしかない。

生活のほとんどがこのバンの狭い内部に納まっていた
この一ヵ月半の日々によって、
ぼくたちは、「本当に必要なものなんて極めて少ないんだ」ということを実感できた。

物理的に「モノ」がないっていうことは、
人生を身軽に生きていくうえで、大事なことだと思う。
車や自転車で旅をすると、それをリアルに実感できるんやろね。いいね。

ぼくは決して、危険なところにガツガツ飛び込んでいけるキャラではない。
良くも悪くも、ひとりだと弱気になっていただろう自分が想像できてしまう。
だから自分にとっては、二人であるということが大きな意味をもってくる。

ここ、一番共感できたところ。
ぼくも、同じようなところがある。
嫁さんの前だから、カッコつけて、頑張らんとあかん!って思って、
ちょっとした一歩を踏み出せることが多い。

旅をしながら次々に別れが訪れると、
もはや別れが日常的な、当然のものとなり、感慨も減ってくる。
よくも悪くも旅に慣れると、いろんなものを得るとともに、
何かを失っているのかもしれないのだ。

旅によって失うもの。
得るものばかり考えていたから、ハッとした言葉。
ぼくも世界一周から帰ってきたとき、
何かを失っているんだろか。どうだろ。
それが分からんから、きっと、旅に出かけたいんだろうな。

遊牧夫婦
遊牧夫婦

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近藤 雄生
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読了『一〇〇年前の世界一周 ある青年の撮った日本と世界』

一〇〇年前の世界一周 ある青年の撮った日本と世界
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100年も前に、世界一周の旅をしているとは。
しかも、訪れた土地をカメラにおさめながら。

まるで絵に描かれたかのような写真からは、
歴史の教科書の、テキストのすきまからこぼれ落ちている、
人々の生活の風景がある。
都市になりきる前の、町の姿がある。

こんな本が残っていることに驚いたし、
出会えて嬉しい。

夫婦で世界一周旅行をするときのモデルになる『トモ&エリの607日間ハネムーン』

世界一周デート トモ&エリの607日間ハネムーン
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旦那さんは、それまで海外旅行なんて、
全然したことがなかったのに、
新婚旅行でいきなり世界一周旅行。大胆すぎる。

たぶん、特に度胸があったわけじゃなくて、
なんとなく大丈夫だろ、といったノリで、
出発したんでしょうねぇ。

旅に慣れていないひとの話なので、
同じく、旅経験の少ないぼくには、
とても参考になることが多かったです。

ぼくたち夫婦が、世界一周旅行にでかけるときの、
いいモデルをみつけることができました。

旅先で人をどこまで信用してよいか、というのは、
旅行者にとって永遠のテーマなのかもしれない。

食べ物が美味しい国はいい国だ、というのは私たちの持論だ。

これまで仲良くなった人とは必ず共通点がある。
それはみんな言葉を超えてコミュニケーションできるということだ。
私たちはポルトガル語がからっきしダメ、
ママはポルトガル語しか話せない。
それでも毎晩のように一緒に酒盛ができるのだから、不思議なことだ。

ボリビアが世界最貧国の国のひとつだといっても、
その国の一流の歯医者さんは、
日本の二流よりもきっとずっと上なのだということを知った。

稼ぎながら、勉強しながら旅をする近藤雄生さん

またまたコモンカフェに遊びに行ってきました。今回のゲストは近藤雄生さん。5年半かけて夫婦で世界を旅をしてきたそうです。しかも働きながらです。近藤雄生さんはライターの仕事を続けながら、奥さんはオーストラリアでイルカガイドのボランティアをしたり上海で就職したりして、共に生活費を稼ぎながら旅を続けてきた。体験談が面白過ぎて講演終了後もついつい長居して話し込んじゃいました。

今回、近藤さんの話を聞いて強く思ったのは、現在の仕事を続けながら旅をすることは思っていた以上に現実的なことなんだということ。世界中には色んな形で稼ぎながら旅を続けている方々がいるんですね。数カ国に道場を開いている格闘家、行く先々の自衛隊キャンプ地でダイビングインストラクターをする人、カフェを開いた針灸師。ほんと多種多色。サバイバル能力がすごい。

僕は2011年に世界一周旅行へ出かけるつもりでいるんですが、その為には今の仕事をキリの良いところまでやり切って仕事を辞めてもいい状態にして、それから旅へ出発しようと思っていました。でも近藤さんの話を聞いて、パソコンとネット環境さえあれば世界中で旅をしながら仕事ができる。しかも思ってたよりも世界中でネット環境は整備されていてハードルは低い。日本でいる時と同じようなペースで仕事をするのは無理でも調節すればなんとかやっていける。こんなことを知ることができたのは僕にとってかなり大きな収穫になりました。たいぶ2年後の姿がイメージできるようになってきました。ふふふ。以前mukkuさんから、世界一周旅行へ出かける前に2週間ぐらい旅へ出かけて仕事ができるか実験しておくといいよとアドバイスを受けたのを思い出したので、それを来年から少しずつ実行していこー。

他の面白いネタ

  • Buyma=旅先で見つけた商品を世界中に売りさばけるウェブサービス
  • カウチサーフィン=自宅に泊まってもいいよ!という世界中の人たちのネットワークサイト
  • 海外在住書き人クラブ=海外在住の人たちが協力してエッセイなどを書くサイト

近藤さんのサイト

世界一周航空券

世界一周航空券 Perfect Book

世界一周航空券のおさらい

  • 1年間は使用可能
  • 降機(24時間以上その都市に滞在すること)できる回数に制限あり、最大20回ほど
  • 規定ルート以外もある程度自由にいける=オープンジョー
  • マイル制と大陸制がある。南米や離島に行きたい場合は大陸制がおススメ
  • 出発後のルート変更可能。ただし、チケット再発行代、約1万円かかる
  • GWや正月、夏休みでもチケット代は変わらない
  • ビジネスクラス、ファーストクラスの値段が優遇されている
  • マイレージがめっちゃ貯まる

近場の中国や東南アジアはすぐに行けるのだから、この際、普通の旅行じゃ行きにくいところへも行かないともったいない!

世界一周旅行券をフル活用して、ピラミッドやモアイ、マチュピチュ、イスタンブール、モン・サン・ミシェル、イグアスの滝、グランドキャニオン、アルゼンチンのモレノ氷河・・・行きたいところは山ほどある。

これだけ回ろうと思えば、大陸制の『ワンワールド・エクスプローラー』が良いだろう。エコノミーで500,000円、ビジネスクラスで978,200円だそうだ。

↓も世界一周旅行へのテンションを間違いなく上げてくれる2冊。待ち遠しい!

WORLD JOURNEY

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)