大人にとっても『かけがえのないもの 養老孟子』

かけがえのないもの
かけがえのないもの
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養老 孟司
白日社
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子どもにとって、かけがえのないものを考えていくと、
それは、大人にとっても、かけがえのないものなのだ。

どうなるか分からない未来を期待し、
意味のわからないものを楽しみ、
新しい環境に挑戦する。

そんなことが、大人にだって、
おおいに許容されていいはずだし、
みんなにとって、当たり前であってほしい。

理想を語るのではなく、
実践者でありつづけたい。

その姿を、将来の子どもたちが見てくれて、
人生の偶有性をポジティブにとらえてくれたら、嬉しい。

大人というのは、子どもが好きなことをやっているときに、
それが何のためかという無意味な質問を繰り返す動物です。
私はそれを子どものころから知っていました。

親の世代が、子供に自分の育った環境とまったく違う環境を
与えてしまっているからです。過去の自分を否定して
子供に自分と違うことをやらせているわけですから、
これでは親が子供の教育ができなくて、当たり前です。

子どもが持っている財産とは何か。それこそが、
一切何も決まっていない未来、漠然とした未来なのです。(中略)
だから、予定を決めれば決めるほど、
子供の財産である未来は確実に減ってしまうのです。

『日本力』

日本力 アジアを引っぱる経済・欧米が憧れる文化! (講談社プラスアルファ文庫)

GOAL

中国、韓国、インドに対する日本のアドバンテージは?

POINT

中国には祭りがない。祭りがない国には「遊び」の余裕がない。創造性がない。中国がもう1つ上の世界へ行くためには創造性を生み出す余裕が必要だ。一方、日本には祭り、花火などが各地域でたくさん開催されている。

韓国はSamsungに頼りすぎ。韓国の株式時価総額の22%、貿易黒字の3分の1、全企業の純利益の4分の1を占めている(2003年)。一方、日本の企業は素材、バイオ、ナノテクと幅広い分野に世界的な企業を有しており、懐が深い。

インドはカースト制度が根深く残っている。国民全体の識字率は65%だ(2004-2005年)。一方、日本はそうした身分制度はもちろんないし、識字率も100%である。インドと比べて治安が良いのも創造性には欠かせない。

IDEA

その国の創造性を計る指標に「祭り」っていうのは面白い。これから外国を訪れるときは各地域で祭りが行われているかチェックすることにしよう。

中間所得層とエタノール 『沸騰都市 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ』

『沸騰都市 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ』

POINT

Brazilでは中間所得層の割合が50%を超え、その数は9000万人以上になった。旺盛な消費者の出現により車の持ち主が急増し、道路や鉄道のインフラ整備が間に合わずに道路は大渋滞に見舞われている。そのため大富豪たちはヘリコプターを使い、時間を節約している。SaoPauloのヘリコプターの個人所有数はNYを超えて世界一になった。会員制ヘリタクシーも売上を伸ばしているそうだ。

また、エタノール経済も順調に発展している。1975年に制定した「国家アルコール計画」から30年、地道にエタノールの生産を増加させてきた。Brazilのエタノールはさとうきびから作るので食糧問題への影響もとうもろこしより小さく、また、未耕作地域がまだ2億ヘクタール(日本の総面積の5倍)も残っている為、その成長の可能性は大きい。

さらに、Middle Eastの投資家と一緒に巨大なエタノールパイプラインに投資をしたり、さとうきび栽培に適しているAfrica諸国に技術提供をしたりして、将来のエネルギー勢力図を塗り替えようとしている。

IDEA

Brazilの成長は海外からの投機マネーだけによるものじゃなくて、大量の中間所得層が下支えしてるってのが大きいやろね。しかもさとうきび畑に変えられる農作地が4分の3も残っている。農作地はさとうきび以外にも使える。今後確実に世界人口が増え、食料需要の拡大が確実なわけで、金融危機で割安となっている今、投資先としては相当熱いんじゃないだろうか。Brazilに口座を開きたくなってきたなぁ。

『沸騰都市 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い』

『沸騰都市 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い』

POINT

South Africaでapartheidが撤廃された後、新政府はBEE(Black Economic Enpowerment)を制定した。企業は社員の40%、株主の26%以上を黒人が占める必要がある。資金面での優遇も受けられる。BEEを受けて、新たに出現したのが”黒いダイヤモンド”と呼ばれる黒人富裕層たちだ。

黒いダイヤモンドたちは黒人の8%を占め、300万人ほどの数になる。彼らの中にはapartheid撤廃前の闘士たちもいる。apartheid撤廃後はMandela大統領の支援を受けて、ショッピングモールやマンガン鉱山の開発を始めた。South Africaの白人富裕層たちも彼らの存在を無視できなくなるほど、その影響力を高まっている。金融危機の影響で計画の縮小を余儀なくされる起業家たちも出てきたが、逆にチャンスと捉え勝負をかける者たちもいる。

黒いダイヤモンドたちの躍進の一方で、South Africaの失業率は23%を超え、犯罪率が50%以上を超える地区も出てきた。貧富の差が拡大し、富める黒人と貧しい黒人との間には感情の亀裂が入っている。BEEセンターの前では貧しい黒人によるデモが開催されていた。

まずは現状認識やで – 『暴走する資本主義』

※実験的に関西弁で書いてみた。

暴走する資本主義

GOAL

なんで資本主義が強くなって、民主主義が弱なっとんねん?

POINT

企業はもともと利益を求めてるから、企業に社会的な責任を求めてもしゃーないやろ。しかも企業に利益をとるようにプレッシャーかけてるんは消費者兼投資家の俺達やしな。CSRなんてブランドイメージが良くなって利益を見込めるからやるだけの話やわ。

企業はタッグを組んで、利益を生み出しやすいように政府に圧力をかけれるけれど、市民である俺達は結束して社会的な問題を解決しようにも団結しにくいわな。

だから企業の利益が優先されて(超資本主義化)、市民の声が弱くなってる(民主主義の弱体化)ちゅーわけですわ。

IDEA

じゃーどうしたらええねん?ってなるやろうけど、それは一筋縄ではいかん話なんよ。社会的なコストが上がってもいいから問題を解決してくれ!っていう声を小さいし少ない。みんな己がかわいいからな。そんな声が集まって社会的に盛り上がれば分からんけどな。まぁ、まずは皆で現状の問題、俺ら市民の声が伝わりにくくなってるのは自分たちにも原因があるねんで、って認識するところから始めなあかんのちゃうかな。

僕たちがたくさん働く4つの理由 – 『勝者の代償』

勝者の代償―ニューエコノミーの深淵と未来

GOAL

仕事と人生のバランスを取るのが難しくなっている原因はなんだろうか。

POINT

著者は僕たちはより長く働くようになった理由を4つ指摘している。

第一に世帯所得を維持するためだ。終身雇用は少なくなり、給料は必ずしも右肩上がりを示さなくなった。片親の父親、母親も増えた。僕たちは生活していくためにより多く働く必要がある。

第二に明日への不安が挙げられる。ITの発達のおかげで僕たちはより安く、より素晴らしい商品を選ぶことが容易になった。競合サービスの価格や口コミを一覧で比較し、満足できなければすぐ に乗り換えることができる。それは『買い手』の僕たちには素晴らしい恩恵を与えてくれた。だが、僕たちは『買い手』であると同時に『売り手』でもある。『買い手』である僕たちにとっては顧客からの支持を集め続けることが難しいことを意味しているのだ。今日仕事があったとしても、明日もその仕事があるかどうか不安になる。だから働けるうちにもっと働いておこうという動機が強くなる。

第三に競争のスピードが増したことが挙げられる。競争相手は昔のようにのんびりかまえてはいない。常にチャンスを虎視眈々と狙っている。仮にあなたが市場においてNo.1の地位を獲得していたとしても、休憩は許されはしない。常に全力疾走が求められているのだ。

第四としてより少なく働くことの経済的損失が大きくなったことが挙げられる。所得格差が広がり、上層に位置している人たちの経済的チャンスがより大きくなっている。少しだけ余分に労働することで多くの経済的な恩恵を手にすることができる。だがそれは逆に言えば、たくさん働かないことで失う金額が大きくなっていることを意味している。

以上のような理由から、僕たちはたくさん働くよう社会的に動機づけされている。

著者はきっぱりと断言している。人生のバランスをとるためにあえてダウンシフトする人は少数派だ、と。そして実行する難しさを次のように表現している。

「バランス」を達成するための個人的努力をするのをあきらめなさいと言っているわけではない。ただ、そうした全くの個人的な努力をすることは、昔に比べてずっと大きな不屈の精神を必要とし、(中略)今後さらに大きな決意が必要になる、ということを警告したいだけである。(359頁)

IDEA

本書を読んで、やっぱり僕の志向する生き方はとても険しい道なんだと認識することができた。全速力のライバル達がひしめき合っているレースで果たして僕は減速することを選択できるのだろうか。

家族のライフラインを確保すべし – 『2009年資本主義大崩壊!』

2009年 資本主義大崩壊!―いよいよ断末魔の最終章が始まった

GOAL

もし資本主義が崩壊するのなら、個人でどんな対策をしておくといいのか。

POINT

著者の主張では、日経平均が5000円を割り込み1ドル50円の時代が来る。そうなると国内の輸出企業は大ダメージを食らって内需がしぼみ、景気はさらは悪化する。世界経済の悪化を受けて各国もエゴをむき出しにしてくるだろうから、日本は輸入が困難になってくる。特に食料品の輸入に困るようになるだろう。といったのが大筋だと理解している。

本当に1ドルが50円になるかどうかは分からないが、現状で最悪だと思われる状況をシュミレーションしておくことは大切だと思うので大変参考になった。ただ本書には、情報元がはっきりしている「事実の数字」と個人の「推論による数字」が巧みに混ぜられていると感じられたので、そのあたりを考慮して読む必要があるんじゃないだろうか。

IDEA

日本に食糧危機が起こった時、最低限の家族の食べ物を確保できるように備えておく。国が崩壊しても俺は生きていけるんだ、といった環境を備えておくことはきっと無駄にはならないと思う。

具体的に実行しようと思っていることを挙げると、

  • 畑で野菜を育てる。イモ類を育てることは必須。畑はレンタルしてもいい
  • 水源を確保する。川の近くに住むか、庭に井戸を掘る
  • 家に貯水タンクを作る
  • 半年分の食料と燃料(薪が候補)を備蓄する
  • 家に太陽光発電を設置する
  • 農家の人と仲良くしておく(特に米農家)
  • 最悪、日本を脱出しても生きていける生活力(英語必須)を身につける

以上のことを今後3年以内には実行したいと思っている。

これぐらいやっておけば、世界が「北斗の拳」みたいな状態になったとしてもサバイバルできるだろう。こんなことを考えているのは世間では少数派かもしれないけれど、僕は臆病者&慎重なのでこれくらいの備えをしないと安心できないのだ。家族もいるしね。

日本進化論

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)

So why?

2020年の日本を見据えて、経営者が取るべき行動とは?

So how?

「日本進化論」のマインドマップ

So what?

  • 無限のアドレスでどのような生活が実現するか・・・サービスは?
  • ルールブレイカーとなれるような発想法を身につける
  • 受身ではなく、能動的に楽しめるエレクトロニクス(サービス)という考え方に立つ