キノシタケ
鎌倉に移住した夫+妻+娘のブログ

NPO × ソーシャルメディア勉強会 vol.2@講談社に参加してきました。 #nposm

NPO(非営利組織)がソーシャルメディア、所謂TwitterやFacebookとどうやって付き合っていけばいいか、事例を紹介しあう勉強会に参加してきました。→http://atnd.org/events/11208

以下、ぼくが勉強会で個人的に気になったトピックです。

誰がソーシャルメディアを担当するのか

TwitterをつかってこんなPR活動ができましたよ、といくら良い事例を共有しても、結局はこの問題をクリアしないことにはどうにもならない。ソーシャルメディアの担当者をおけるぐらい、NPOにマンパワーの余裕があるかと言ったら、なかなか厳しいところが多いのでは。経験的には一番コストパフォーマンスが高いと思われるNPOの代表者に注力するのがいいのではないでしょうか。

積極性に比例する反応

この言葉には納得。過剰なツイートには反発を招くこともあるでしょうが、とにかく露出力を質、量ともに高めていくことで、まわりの反応は比例的に高まっていく。逆に言えば、積極性をもたないソーシャルメディア活用には価値がないということでもある。たんにアカウント取りましたよ、にはなんの意味もない。

3通りのTwitter活用法

Twitterを活用するタイプは大きく3種類に分けられる。組織形態に合ったタイプを選ぶのがいい。

NPO公式アカウント+複数人のスタッフアカウント

一番標準的なタイプ。NPO法人として公式アカウントを用意し、それを運用しつつ、代表者、スタッフのアカウントでさらに盛り上げを連鎖させていく。ITリテラシーが高く、マンパワーがあるNPO法人は、このタイプを向いています。

NPO代表者のアカウントのみ

NPO法人の代表者だけがTwitterアカウントを用意する。このタイプは、スタッフ間のITリテラシーが低く、お金も時間も人手も余裕がない場合に有効だと思われます。具体的には、代表者のアカウントで、事業内容のことからプライベートの話まで、多岐にわたるツイートを行うことになるでしょう。

スタッフアカウントのみ

これはちょっと特殊なケース。公式アカウントを用意せずに、スタッフ(もしくは共同代表)のアカウントによる繋がりだけで、NPO法人としての情報発信を行います。このタイプはかなり難易度が高め。というのは、スタッフ間のITリテラシーが要求されるのはもちろんのこと、情報発信のルール・役割づくりが必要ですし、個々の情報発信力の高さも条件に挙げられるからです。スタッフメンバーの中に、元から、インフルエンサーと呼ばれるほどの情報発信能力があるひとがいる場合のみ選択肢としてはありかもしれません。が、個人的にはあんまりおすすめしません。

NPO法人の代表としてやるべきこと

公式アカウントを用意する、しない、どちらにせよ、代表者の役割はとても重要になってきます。オピニオンリーダーとしての情報発信、フォロワーや他団体との対話といったことは、スタッフでは無理とは言わないまでも、代表者がやってこそ意味合いが高まります。

なんのためのソーシャルメディア?

最後に、勉強会で一番重要だと思われた提起、ソーシャルメディアを使う目的について。達成したい目標があり、そのためにTwitterやFacebookを使うのは筋に合っているが、なんとなく面白いことができそうだからとか、周りで流行ってきているからといった理由でソーシャルメディアを導入してもうまくいかない。ゴール設定がありき。ゴールが決まると、どういった測定が必要で、運用ルールが決まり、そのための勉強・対策もできるというもの。

感想まとめ

NPO法人と一口に言っても多種多様ですが、抱えている悩みや課題には共通しているところが多そうでした。それだけに、どんどん良い事例や方法を共有していけばいいと思います。毎月開催していく予定だと伺ったので、次回にも参加するのが楽しみです。

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